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日本初!住宅ローンの金利インデックスとは?

  • 最終更新日: 2020年11月27日

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モゲチェック
日本初!住宅ローンの金利インデックスとは?のアイキャッチ

住宅ローン利用者が、住宅ローン金利の過去の推移や動向を知りたい時、どうすればいいでしょうか。住宅ローン金利は、今月借りる場合の金利は分かりますが、過去どうだったかは分かりません。過去の金利が分り難い理由は、住宅ローンの金利の決まり方にあります。住宅ローンの金利は基準金利から引き下げ幅を控除して決定します。新規に貸し出される住宅ローンに適用される引き下げ幅は毎月見直されています。一方基準金利は短期プライムレートに連動しており、こちらは過去約25年間以上ほとんど変化していません。したがって、過去の住宅ローン金利の動きを見るには、過去の引き下げ幅の推移を見なくては行けないのですが、基準金利の過去データを出している金融機関はありますが、引き下げ幅の過去データを出しているケースはほとんどありません。さらに、同じ金融機関が提供する住宅ローンでも、当初引き下げ型や全期間引き下げ型といった、引き下げ幅のバリエーションがあります。金利の動向を継続的に追うには同じ型の引き下げ幅を継続してウォッチする必要があります。これらの点を考慮し、住宅ローンの金利タイプ及び金融機関セクター別に構成ポートフォリオを作り、その特定されたローンの金利の平均値を継続して計算し、インデックス化したものが、モゲチェックの金利インデックスです。金利インデックスを見ることで過去の推移が分かり、そこからこれからのトレンドを読み解くことができます。今回はその金利インデックスの中身について説明したいと思います。

(2020年9月時点)

目次
  • 1. 金利タイプ
  • 2. 金融機関セクター
  • 3. ローン商品
  • 4. 最新の状況

1. 金利タイプ

金利タイプしては、変動、10年固定、フラット35(全期間固定)の3種類としました。異なる金利タイプのインデックスを持つことで、変動金利は変わらないが固定金利が下がってきた、といった金利タイプ間の相対的な動きが分かります。

2. 金融機関セクター

まず、金融機関セクターとして、ネット系、メガバンク、地銀、フラット35の4つに分けました。それぞれに含まれる金融機関は下記の通りです。ネット系は、いわゆるネット専業銀行とイオン銀行といったリアル店舗も含む銀行を入れました。ジャパンネット銀行は、2020年4月より対象金融機関に加えました。地銀は各地域の第一地銀を選んでいます。フラット35は、取り扱い金融機関として楽天銀行を選びました。異なる金融機関セクターは全て変動金利のインデックスとし、ネット系銀行の金利は変わらないが地銀の金利が下がってきた、といった金融機関セクター間の相対的な動きが分かります。

金融機関セクター

構成する金融機関名

ネット系

ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行、イオン銀行、ジャパンネット銀行

メガバンク

みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行

地銀

北海道銀行、七十七銀行、常陽銀行、千葉銀行、横浜銀行、八十二銀行、静岡銀行、京都銀行、山口銀行、福岡銀行

フラット35

楽天銀行

 

3. ローン商品

3つの金利タイプの内、変動では金融機関セクター別にネット系、メガバンク、地銀の3つを採用し、10年固定はメガバンクのみ、フラット35もネット系のみとし、全体として5つのインデックスを作りました。これにより金融機関セクター別の金利トレンド及び金利タイプ別の金利トレンドが分かります。各インデックスを構成する個別の住宅ローン商品は以下の通りです。ローン商品の特定では、当初一定期間のみ特別に優遇する当初引き下げ型ではなく、全期間に渡って引き下げ幅が一定な全期間引き下げ型を採用するようにしました。当初引き下げ型の場合、当初後の引き下げ幅を少なくして、当初引き下げ幅を拡大させるなど、恣意的な運用が可能なので、住宅ローン金利の推移を継続的にモニターするインデックスとしては当初引き下げ型より全期間引き下げ型の方が好ましいと考えました。

金利タイプ

金融機関セクター

金融機関名

ローン商品

変動

ネット系

ソニー銀行

変動セレクト住宅ローン

楽天銀行

住宅ローン(固定特約付き)

住信SBIネット銀行

ネット専用全疾病保障住宅ローン          (通期引下げプラン)

じぶん銀行

住宅ローン(全期間引下げプラン)

イオン銀行

住宅ローン金利プラン(定率型)

ジャパンネット銀行

住宅ローン(全期間引下型)

メガバンク

みずほ銀行

住宅ローン(全期間重視プラン)

三菱UFJ銀行

住宅ローン                    (全期間で金利引き下げ~ずーっとうれしい金利コース)

三井住友銀行

住宅ローン                    (最後までずーっと金利引き下げ)

地銀

北海道銀行

道銀住宅ローン変動金利バリュープラン

七十七銀行

77住宅ローン

常陽銀行

常陽住宅ローンずっとうれしい金利引下げ      (全期間重視プラン)

千葉銀行

全期間割引プラン

横浜銀行

全期間安心プラン

八十二銀行

変動金利型

静岡銀行

カスタムFLEX

京都銀行

京銀住宅ローン

山口銀行

YCG住宅ローン

福岡銀行

一本勝負

10年固定

メガバンク

みずほ銀行

住宅ローン(全期間重視プラン)

三菱UFJ銀行

住宅ローン                    (全期間で金利引き下げ~ずーっとうれしい金利コース)

三井住友銀行

住宅ローン(最後までずーっと金利引き下げ)

フラット35

ネット系

楽天銀行

フラット35

 

4. 最新の状況

今月のインデックスの状況は以下の通りです。インデックスの計測を始めたのが2017年8月ですので、3年以上の各インデックスの動きが分かります。

[今月の金利インデックスについてさらに詳しく]

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種類

内容

一般

一般団信+無料の疾病団信

ワイド

加入条件が緩和された団信

がん−

がん100%保障未満の疾病団信

がん

がん100%保障以上の最もライトな疾病団信

がん+

がん100%保障+αの疾病団信

今月の各金融機関の住宅ローン金利はこちらです。

 

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WRITER

著者: 中山田 明

モゲチェック運営会社 株式会社MFS

CEO

外資系証券会社で日本初の住宅ローン証券化に参画。その後約10年に渡り住宅ローン証券化業務に従事。テクノロジーによる新しい住宅ローンサービスを生み出すべくMFSを創業。

SUPERVISOR
supervisor

中山田 明

株式会社MFS代表取締役CEO

プロフィール

外資系投資銀行で日本初の住宅ローン証券化を手掛け、その後約10年に渡り住宅ローン証券化業務に従事してきた、日本における住宅ローンファイナンスのプロフェッショナル。フラット35を取り扱うSBIモーゲージ(現:SBIアルヒ株式会社)ではCFOを歴任。テクノロジーによる新しい住宅ローンサービスを生み出すべくMFSを創業。「住宅ローンを必要とする全ての人が、最も有利な条件で借り入れ、借り換えできる」世界の実現を目指す。

趣味は登山で、テントを背負って槍ヶ岳や剱岳、海外ではキリマンジャロやキナバル山に登頂。

経歴

  • 1991年3月 東京大学経済学部学部 卒業
  • 1991年4月〜 三井物産株式会社 入社
  • 1993年7月〜 モルガン・スタンレー、ベア・スターンズなど外資系投資銀行を歴任
  • 2000年8月〜 株式会社新生銀行(現:SBI新生銀行)キャピタルマーケッツ部部長
  • 2011年8月〜 SBIモーゲージ株式会社(現:SBIアルヒ株式会社)CFO
  • 2014年10月〜株式会社MFS創業

主な保有資格

貸金業務取扱主任者

登壇実績

  • 2021年9月 金融DXサミット(日本経済新聞主催)等 登壇実績多数
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