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〜返済期間を延ばす〜 毎月返済額を大きく下げる住宅ローン借り換え

  • 最終更新日: 2020年11月27日

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モゲチェック
〜返済期間を延ばす〜 毎月返済額を大きく下げる住宅ローン借り換えのアイキャッチ

借り換え時に返済期間を延ばして、毎月返済額を大きく下げる特別な借り換えについて解説します。

 

目次
  • 1.返済期間を延ばす借り換えとは
  • 2.スキーム図
  • 3.メリット・デメリット
  • 4.事例
  • 5.まとめ

1.返済期間を延ばす借り換えとは

返済期間を延ばす借り換えとは、借り換えによって住宅ローンの金利を下げ、さらに返済期間も借り換え前より長くして、毎月返済額を大きく下げる借り換えのことです。通常借り換え後の住宅ローンの返済期間は、借り換え前の残存返済期間となり、それより長くすることは認められていません。ただ、金融機関によっては、借り換え前の残存返済期間にかかわらず、借り換え時よりさらに35年間借りることができる場合があります。本稿では、返済期間を延ばす借り換えについて、その仕組みやメリット・デメリットを事例も交え解説します。

2.スキーム図

1.4%の金利のローンから0.6%の金利のローンに借り換えて、返済期間を25年から35年に延長する場合の仕組みは下記の通りです。0.6%の金利のローンを返済期間35年で新たに借りて、返済期間25年の1.4%の金利のローンを全額繰上返済することで、ローンが1.4%の金利から0.6%の金利に引き下がり、かつ、返済期間が10年延長されることになります。借り換えにかかる各種諸費用は新しく借り入れる0.6%の金利のローンに含めて借りるため、借り換え時にキャッシュアウトはありません。(借りられるローンの金額が10万円単位のため、10万円未満のキャッシュが必要になる場合があります。)諸費用分新たに借り入れるローンの元本は増えますが、金利が大きく下がり、かつ、返済期間が延びるので、毎月返済額は借り換え前より大きく下がります。ただし、返済期間が延びるため、総返済額が借り換え前より増える場合もあります。



3.メリット・デメリット

返済期間を延ばす借り換えのメリット及びデメリットは下記の通りです。

メリット

  1. 返済期間が延びる

返済期間を延ばすことで毎月返済額が大きく下がります。

  1. 金利が下がる

変動金利のローンに借り換えることで金利を0.4%〜0.5%台に下げることが可能です。

  1. 長期に渡って団体信用生命保険(以下、団信)に入れる

返済期間を延ばすことでより長期に渡り団信に加入することができます。

デメリット

  1. 総返済額が増える

返済期間を延ばすことで、金利支払総額が増えます。これにより借り換えで削減できる金利支払額が少なくなります。

  1. 借り換えできる金融機関が限られる

期間延長に応じてくれる金融機関は限られています。ネット系銀行は原則対応しないので、ネット系銀行が提示する金利での借り換えはできません。

  1. 費用や手間がかかる

借り換えには費用や手間がかかります。

4.事例

実際にモゲチェックで金利を下げる借り換えに成功したBさんの事例です。

 

借り換え前

借り換え後

金融機関

メガバンク

信託銀行

借入額

24百万円

25百万円

金利タイプ

変動

変動

金利

0.975%

0.725%

返済期間

20.5年

31年

団信

一般団信

8大疾病保障

総返済額

26.5百万円

28百万円

借り換えメリット

 

-1.5百万円

毎月返済額

10.7万円

7.4万円

毎月返済額削減

 

3.3万円






Bさんは、メガバンクから借りていた残高2,400万円、金利0.975%、残存返済期間20.5年の住宅ローンを、信託銀行が提供する金利0.725%、返済期間31年のローンへ借り換えました。借り換えの諸費用が約100万円かかったため、借入額は2,500万円と増えました。金利は下がったのですが、借入額が増えたことと返済期間を延ばしたことで、総返済額は150万円増加しました。しかし毎月返済額は10.8万円から7.5万円に3.3万円も下がりました。今回の借り換えで、将来お子様の教育費が増えることを見越して今のうちに毎月返済額を減らしておきたいという目的を達成することができました。また、団体信用生命保険(以下、団信)も一般団信から8大疾病保障になりましたので、毎月返済額を大きく下げながら、保険内容の充実も達成できました。

[8大疾病保障についてさらに詳しく]

5.まとめ

いかがでしたか?返済期間を延ばす借り換えは期間延長と金利低下という2つの効果で毎月返済額を大きく下げることが可能です。期間延長による金利支払額の増加を嫌がる人もいますが、0.5%程度の金利で長期に渡り団信に入れることを考えると、むしろメリットの方が大きいと言えます。また、住宅ローンはいつでも繰上返済できるため、再度繰上返済で期間を短縮することも可能です。返済期間を延ばす借り換えをお勧めしたいのはこんな方です。

  • 毎月返済額を大きく下げたい

  • より長期に渡って団信に入りたい

  • 現在1%以上の金利で借りている

  • 残高が10百万円以上ある

  • 返済期間が20年以上ある

期間を延ばす借り換えは、対応できる金融機関が限られていることから難易度の高い借り換えとなりますが、モゲチェックがお手伝いします。

モゲチェックが最適な借り換え先を探すサービスはこちらです。

 

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WRITER

著者: 堀江 勇介

モゲチェック運営会社 株式会社MFS

モーゲージスペシャリスト

銀行にて証券運用業務に従事。日本証券アナリスト協会検定会員。2019年にMFS入社。金融市場に関する深い知見を武器に借り換えサービスを推進中。

SUPERVISOR
supervisor

中山田 明

株式会社MFS代表取締役CEO

プロフィール

外資系投資銀行で日本初の住宅ローン証券化を手掛け、その後約10年に渡り住宅ローン証券化業務に従事してきた、日本における住宅ローンファイナンスのプロフェッショナル。フラット35を取り扱うSBIモーゲージ(現:SBIアルヒ株式会社)ではCFOを歴任。テクノロジーによる新しい住宅ローンサービスを生み出すべくMFSを創業。「住宅ローンを必要とする全ての人が、最も有利な条件で借り入れ、借り換えできる」世界の実現を目指す。

趣味は登山で、テントを背負って槍ヶ岳や剱岳、海外ではキリマンジャロやキナバル山に登頂。

経歴

  • 1991年3月 東京大学経済学部学部 卒業
  • 1991年4月〜 三井物産株式会社 入社
  • 1993年7月〜 モルガン・スタンレー、ベア・スターンズなど外資系投資銀行を歴任
  • 2000年8月〜 株式会社新生銀行(現:SBI新生銀行)キャピタルマーケッツ部部長
  • 2011年8月〜 SBIモーゲージ株式会社(現:SBIアルヒ株式会社)CFO
  • 2014年10月〜株式会社MFS創業

主な保有資格

貸金業務取扱主任者

登壇実績

  • 2021年9月 金融DXサミット(日本経済新聞主催)等 登壇実績多数
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